・蛇足  アマゾンの環境問題




  1. 鉱山の廃液(特に鉄鉱石残滓・・アマゾン流域は鉄やアルミニウムの宝庫である)

  2. 金採取に使われる水銀による汚染

  3. 都市型排水(アマゾン中部の都市マナウスの人口は100万近い)などの影響による富栄養化。マナウスはタックス・フリーのフリー・ポートとして栄えているアマゾン中奥部の都市である。

  4. アルミニウム精錬のために使う電力を作るための発電用ダムによる森林の埋没(アマゾンには殆ど高低差がない地形なのにダムを無理に造るので途方もない広範囲の森林が水没してしまう)。

  5. 森林の耕作地化のための伐採と焼失

  6. 製材、製紙を目的とした木材の伐採

 特に水銀の被害は相当深刻のようである。ヘッケルディスカスの産地として知られるネグロ川、その支流のブランコ川を含めアマゾン流域でアマゾン水俣病が起きている言う(文献6)。それが金という人間の物欲対象から起きてることには忸怩たる思いがある。金採掘技術の近代化により水銀の使用は陰をひそめてきたと言われるが、水俣湾の仕切網が撤去されるのに何十年かかったかということを考えると背筋が寒くなる。

 市場主義の社会での最大の至上命題は低コストであろう。だが、市場主義の代表的産物とも言えるハンバーガーの事情(アメリカでの)を考えてみるとこれがまた、実に情けない。コストダウンのため肉牛の生産を南米の熱帯雨林を切り開いた牧場に依存しなくてはならない(そうしなくてはハンバーガーが10年前と同じ価格で出来るわけがない)。ハンバーガー1個で熱帯雨林500グラムを消費するという・・・